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皮膚科の紹介
皮膚科外来では、外来の患者さんだけでなく、入院中の患者さんも外来で診察したり、依頼があれば病棟往診も致しており、開業の先生からもご紹介いただき診察治療を致しております。当科で治療が困難な症例は、大学病院等の専門医療機関へ紹介させていただきます。

皮膚疾患は症状が多彩であり、季節的要因、時代の推移、住環境の変化などの社会的要因により、疾病動態が大きく変動し、皮膚病は内臓の鏡という表現だけでなく、時代の鏡をあらわすものとなってきています。
夏季に症状が悪化する「みずむし」は、女性の服装の変化や社会的進出により、最近では男女差がなくなってきています。
アトピー性皮膚炎も、最近は小児だけの疾患では無く、住環境及び食生活の変化、社会生活に伴うストレスの増加などにより、成人性アトピーが増えており、大きな社会問題になってきています。
皮膚科として心掛けていることは、当病院のモットーである「患者さんを大切に、そしてやさしく」を念頭において、訴えを良く聞き、原因を検索し、そして納得していただける治療です。

アトピー性皮膚炎や蕁麻疹など、身体に痒みや発疹が続いて困っておられる方、足に水虫があり、治療をしているが治らないという方もたくさんおられると思います。皮膚病は適切な診断と症状に応じた治療が必要な病気です。あなたが自己診断をしているのと違っている病名のことも多々あります。
長年の皮膚疾患で悩んでおられる方は、一度ご来院ください。


皮膚科外来でよくみられる皮膚病
みずむし
水虫はカビの一種である白癬菌が原因で起こります。かゆみを伴うやっかいな皮膚病です。数年前、新聞やテレビで水虫治療の啓発キャンペーンのCMを見かけた方もおられると思います。
水虫には、指の間がカサカサしたりジクジクする「趾間型」、足の裏などに小さなみずぶくれができる「小水疱型」、足の裏の皮膚が厚く硬くなり、ひび割れたり白く粉がふいたようになる「角質増殖型」、爪が白濁したり肥厚する「爪白癬」があります。
白癬菌の有無を顕微鏡や培養検査で確認してから抗真菌剤による治療を開始します。
趾間型、小水疱型は塗り薬で治療できますが、塗り方に気を付ける必要があります。白癬菌は症状のある部位だけでなく、症状のない部位にも潜んでいることもあるので、趾間、足底、足の側面、指背部、さらにアキレス腱周辺まで広範囲に塗る必要があります。1日1回入浴後に塗ると効果的です。症状がなくなったからといって中止せず、さらに 1〜2ヶ月は塗り続けてください。
角質増殖型や爪白癬になると内服治療が必要です。2種類の飲み方があり、毎日一定量を飲む方法と、パルス療法といって1週間内服、3週間休薬を3ヶ月間続ける方法があります。内服治療は長期間の内服が必要なので、肝機能検査等の血液検査を施行し、副作用の発現に注意しながら処方をしています。
2014年から内服薬と同じ薬効成分の爪専用の外用薬が発売され、内臓障害のある方、他科で多くの薬剤を飲んで内服困難な方、および内服治療を拒否される方にも使用可能となり、以前よりも治療の選択の幅が拡がりました。
水虫で悩んでおられる方は、あきらめないで皮膚科外来を受診してください。水虫の薬を長期間塗っているのに治らないという場合は、他の皮膚病のこともあります。
(鑑別診断:掌蹠膿疱症、接触性皮膚炎、汗疱など)

アトピー性皮膚炎
最近では子供だけでなく大人にも発症する、かゆみを伴う慢性の難治性皮膚病です。各症例についてアレルゲンを検索し、各自に応じた外用薬、内服薬などで治療をします。

疣贅(イボ)
手や足によくできる、ウイルスが原因で起こるイボと言われている皮膚病です。液体窒素による冷凍凝固術や内服療法を行います。

伝染性膿痂診(とびひ)
小児に多く見られ、夏に多い皮膚病です。水疱が破れて患部がジクジクした状態になり、治療をしないと拡がって行きます。黄色ブドウ球菌などの細菌が原因です。抗生物質の内服、外用で治療をします。

ヘルペス
ヘルペスには、単純ヘルペスと帯状ヘルペスの2種類があり、原因となるウイルスの種類が違います。単純ヘルペスは、疲れたり発熱した後に口唇部や陰部などに小水疱ができるもので、一度治っても再発するのが特徴です。症状に応じて抗ウイルス薬の軟膏や内服で治療をします。 帯状ヘルペスは、痛みを伴う代表的な皮膚病で水疱が胸〜背中、頭部、顔面などにできるものです。身体の左右どちらか一方に発症するのが特徴です。幼少時に水痘にかかると、治った後もウイルが体内に残っていて、風邪を引いたり、疲れたり、内臓の病気にかかったりして免疫力が低下すると発症します。抗ウイルス薬の軟膏や内服、注射及び鎮痛薬で治療をします。 皮膚の消褪と共に痛みは軽減してきますが、残ることがあり「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれています。強い痛みが残る場合は、ペインクリニックでの神経ブロック治療が必要です。

蕁麻疹
強いかゆみとみみずばれが出現するよく知られた皮膚病です。発赤を伴った円形、環状、蛇行状、地図状の形をした「膨疹」という発疹が出現します。膨疹は数時間で消失し、一定の間隔(数時間〜24時間以内)で、再発を繰り返すのが特徴です。膨疹の発作が1ヶ月以内に消失するものを急性蕁麻疹、1ヶ月以上繰り返し続くものを慢性蕁麻疹といい難治性です。 蕁麻疹は、原因や発症機序の相違によって以下の如く分類されます。

@アレルギー性蕁麻疹
食物(肉類、魚介類、牛乳、卵など)、薬物(抗生物質、アスピリンなど)、吸入物(花粉、ハウスダストなど)が原因となるアレルギー反応で起こる。

A物理的蕁麻疹
寒冷や温熱刺激、日光照射、皮膚に対する圧迫や摩擦などが原因で起こる。

B接触性蕁麻疹
皮膚に原因物質(魚介類、卵白、エビなど)が触れて起こる。

Cコリン性蕁麻疹
発汗や運動、精神的ストレスなどが原因で、アセチルコリンが交感神経末端より分泌されることにより起こる。

D心因性蕁麻疹
ヒステリーや自律神経失調症などの精神的因子に起因して起こる。

E仮性アレルゲンによる蕁麻疹
ヒスタミンやアセチルコリンを含有した食物を食べたり、薬を内服したりすることが原因で起こる。(ほうれん草、タケノコ、ソバ、里芋、コデイン、アトロピンなど)

アレルギー性蕁麻疹が疑われる場合は、原因となるアレルゲン検索のためIgE検査を施行します。膨疹や痒みに対しては、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤の内服及び外用薬で治療をします。慢性蕁麻疹の場合は、長期間の内服治療を続ける必要があります。 蕁麻疹は重症になると皮膚の発疹だけでなく、口唇粘膜、上気道粘膜、胃腸粘膜が腫れて、声がかすれたり、呼吸困難、腹痛を引き起こすことがあり、そのような場合は副腎皮質ホルモン剤の内服や点滴注射が必要です。




午前診 1診 寺西 伊庭(※1) 寺西
午後診 1診
夜 診 1診

※1 水曜日の午前診は午前9時30分から午前11時30分になります。






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